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今月のおススメの一冊 – 2022/8

8月、立秋をすぎても猛烈な暑さは続いています。セミの声も聞こえて、空の雲の種類も夏の初めとは違っているので、季節は秋に向かっていますが、まだまだ熱中症要注意です。普段水分補給をしっかりしている方も、今年は更にコップ2杯多く水分を摂取した方が良いそうです。

さて、2022年8月のおススメの一冊は、 気になっていた天気の図鑑の続編、 「 もっとすごすぎる天気の図鑑(空の不思議がすべてわかる!) 」(著/荒木 健太郎 出版/ KADOKAWA )です。
雲や空、気象、季節そして、天気の話がとてもわかりやすく楽しく興味深く読めました。

雲の見分け方とか、自分で実験的な雲を作り出し方、積乱雲は曜日で発達し方が違う?(学術的には議論中だそうですが)など、これまで知らなかった事柄をたくさん知りました。虹についての話も興味深く…詳しくは本を読んでいただくと楽しいですよ!

また、2100年の最高気温を予測したChapter5-67が、怖くて印象に残っています。 他のページの、豆知識として書かれていたのですが、コロナウィルス感染症予防で活動自粛が全国的に初めて行われた2020年春4・5月の東京都心の平均気温は0.5度も低かったそうです。人類が生きやすいことを優先していることが環境に影響して無関係でないということですね。当事者として地球温暖化には注目しておかないといけないなと感じました。

私自身が経験した事ですが、山の上の方で歩いていると雨が降ってきて片側は濡れて、片側は濡れないなんて現象が起こりました。
それが、 Chapter4-52で日本海側と太平洋側の天気が違う事の説明で確認でき楽しかったです。
山で大気が遮られたりする事によって偏った現象が起こる事に、驚きとともにある意味感動したことが思い出されます。 山からの眺めで視界下に雲海を観たのもすばらしい体験でした。

私たちは常に天気とともに生きているわけですが、理由について曖昧のままの現象・事象の不思議を謎解けるのは、居ながらにして世界が拡がる気がして楽しいものです。