令和という新しい時代で節分と立春を迎え、暦の上では春がやってきました。
本の選定には本屋さんもとても重要で、今回は面白いものが大好きな方におすすめの『手紙舎:本とコーヒー』さんに行って見つけました。
「くらべる時代 昭和と平成」(おかべたかし/ 東京書籍)です。
昭和と平成をくらべて何がどう変わったのか34の事柄を写真と文章で紹介しています。昭和は戦前と戦後で大きく異なるので、著者の方が生まれた1970年代辺りからの半世紀間程の昭和から平成が取り上げられています。『郵便ポスト』や『トンネルの明かりの色』は懐かしくもあり、横断歩道は縦線がなくなって横線だけの白線になっていたりと全く知らないうちに変化していたんだと気づかされて驚きました!
平成生まれが昭和の音楽やファッション・文化を好んだり、昭和生まれの元気な高齢者が最新のスマホを片手に、改善され変化していく世の中を誰よりも満喫していたり…。技術が進んで便利になったこと、また失われてしまった良き習慣風景もあります。効率や経済効果重視の考え方、少し不便や割高であっても継続可能で安心安全を大切にした生き方など、今の日本は多様な価値観のもと、自ら選択し、また共存できる幸せな時代になりました。それぞれが大切に思うことを認め合い、心地よく過ごせるよう、資源も人の心も自分勝手に貪ることなく感謝の気持ちと思いやりを持って毎日を過ごしたいですね。