長かった梅雨も明け、ようやく夏らしい天候になりました。
蒸し暑さから気温の高い暑さへの対処への変化で引き続き大変ですが、やはり明るい陽の光は嬉しいものです。  

8月おススメの本は「100年の旅」(文:ハイケ・フォーラ、イラスト:ヴァレリオ・ヴィタリ、訳:前田まゆみ/かんき出版)です。作家自身が実際に多くの人と出会い、インタビュー取材して得られた話から生まれた言葉が、シンプルで洒落たイラストとともに0歳から99歳で構成されています。
作家はドイツ人なので、日本人の私たちと死生観がやや違うところがあり、そうした価値観の違いがもたらす気づきも相まって、非常に興味深く、考えさせられる言葉が多く載っています。

私は、今年55歳になりますので、まず、そのページを開くと『なるほど』と思う言葉が有り考えさせられました。年を経ると経験が増えて、様々なことに対応できるようになる一方で、己の理解の範囲内で考えてしまいがちになります。いくつになっても世界はうんと広くて興味深く学ぶべきことに満ちているということを改めて示してくれた気がします。

それまで過ごしてきた国や環境によって違いは有りますが、 同じ時代の同じ社会に生きる私たちには、それぞれの年齢での共通の思いや考え方が有るように思います。 通過してきた年齢に思いを馳せたり、これから迎える年齢への期待や心構えに、新たな視点や気づきを感じられれば、これからの人生をもっと豊かに自由に過ごせるのではないかと感じました。
新型コロナウィルスがまだ拡がっている現在、気鬱や心配、不安が有ると思いますが、一服の清涼剤に成れば良いなと思っています。