重陽の節あたりから秋のさわやかな風を感じられるようになりました。空も高く青くなった気がします。  

9月おススメの本は「こども六法」(山崎聡一郎/弘文堂)です。
コロナ禍で新しい生活習慣や社会のルールが構築されていく中、 共通問題であるはずなのに世界で考え方やルールの違いを目の当たりにし、私たちが生きている日本国の法律や社会ルールについて考えさせられる人も多かったのではないでしょうか。

昨年の出版時から気になってはいましたが、法律に関して子どもにも読みやすいように難解な文言を使わないで書かれたんだろうけどどうまとめたのかなぁと漠然と考えていました。この本の誕生のきっかけは著者のいじめ問題の実体験から始まり、クラウドファンディングで多くの人々の共感・協力を得ながら展開、書籍化された本で、製作の経緯から子供たちが幸せな生活を送って欲しいという願いを使命感とともに熱く感じ、「こども六法」!というタイトルにも納得、頭が下がる思いで興味深く読ませていただきました。

どうしても表現が難しい所には、わかりやすいイラストと文でフォローしている所が素敵で一生懸命助けよう、寄り添っているよというメッセージを書面から感じます。
経験の少ない子どもたちにとって、生まれた家庭や学校という限られた世界のルールがすべてで、身近な小さな世界の中で悩み苦しんでしまうことが誰しも経験しているのではないでしょうか。大人になってからも、私ひとりだと近視眼的に考えて身動きが取れなくなってしまうことがあります。なんとなく分かっているつもりの社会のルールが、優しい言葉と分かり易さで、正しく確認出来た事は嬉しい収穫で、大人も十分に楽しめ役に立つのではないでしょうか。法律には懲刑罰という厳しい面もありますが、一緒に生きようと公平に手をさしのべている存在なのだと頼もしく感じました。