今月のおススメの一冊 – 2022/6

2022年も半分までやってきました。公共の乗り物や場所では引続きマスク着用していますが、周囲に人がいない時はマスクを外して過ごすのも良いのではないでしょうか。 少し汗ばむけれど初夏のさわやかなこの時期、久々のマスクなしでの散歩はとても気持ちがいいですよ。

さて、2022年6月のおススメの一冊は、大垣友紀惠著（つり人社）の「 一生幸せになれる料理147 お魚イラストレシピ大百科」 です。
著者は実際釣り人であって、魚について造詣が深く、調理法、保存法、提供の仕方、豆知識が盛り沢山で楽しく読み込めます。 魚一匹を捌くところから様々な美味しそうな料理が完成するまでを分かり易いイラストで楽しく紹介しています。実用書として為になるのはもちろん、作者が楽しんで愛おしんでこの本を執筆したのが伝わって読み手も幸せな気持ちになります。

調理の途中の実際の包丁さばきなど、写真にするとなかなかグロテスクな画になってしまうところをイラストで表現するとじっくりと読み込めますし、刃先がどの様に入れるのかもイラストの方が分かりやすく親切心に溢れてるなぁと感心しました。完成された料理は写真というのも素敵です。
私自身は魚を捌く事をあまりした事が無いのでこの本なら出来るかもと思わせてくれました。 今は、捌く事もスーパーでお願いすればやっていただける事も有りますが、どんな捌き方をリクエストすべきかもわかりますよ。

著者の大垣さんのイラストは優しいタッチで、ホッコリします。12歳の頃ANA機体デザインコンテストで選ばれ、 空を海と見立てた 「マリンジャンボ」が飛ぶさまをまたもう一度見てみたくなりました。

あ！大切な事を忘れてました。この本、なかなか分厚いのですが、実は普通の本と違いグッと押さなくても、絵本といっしょで開いたままに出来る様になってます。 調理中も見やすく閉じてしまう事がないようにとの心遣いですね。
カバーを外して、ぜひ背表紙を確認してください！！感動しますよ。