お知らせ

今月のおススメの一冊 – 2024/07

 

7月、まだ梅雨は明けていませんがすでに猛暑の日が続いています。今年も暑い夏になりそうです。水分をこまめに補給して、暑さ対策をして乗り越えていきましょう。熱中症になってしまった際、身体を効果的に冷やす方法は、霧吹きなどで水をかけ、うちわや扇風機などを使って気化熱で身体を冷やすのがよいそうです。在宅時は我慢せずクーラーを使って快適に過ごしましょう。

『てづくり おもしろ おもちゃ』(かこさとし著 小学館)

今月ご紹介する本は、金沢の21世紀美術館で様々なデザインや美術の本など洒落た本の中で出会いました。見覚えがある絵柄に惹かれ、小学生くらいの子ども用かなと思いながら手に取りました。
1968年発行の復刻書籍で、中身を見ると懐かしさと同時に内容に引き込まれ、いつも間にかドンドンページを捲る事が楽しくなりました。優れた本は子供向きであっても大人にも響きます。
そして、あぁこんな手作りおもちゃを子供の頃にしていたなあ〜とよみがえってきました。

本の中にある『糸巻きブルドーザー』は作った覚えが有ります。私が子供の頃には、家に足踏みミシンがあって、使い切った糸巻きの芯が身近でした。輪ゴムなど子供の自分でも簡単に手に入いる材料をいろいろ使って工夫して、長く走るタイプや速く動くタイプを作って楽しんでいたのを思い出しました。

厚紙や画用紙、包装紙、輪ゴム、封筒、手袋などなど、この本で紹介されている材料以外でも身近なもので、おもちゃに変身させていた子供の頃の記憶は皆さんもあるのではないでしょうか。
私の思い出の品は、新聞紙を細く丸めて糊付けしたストロー状のものをたくさん作って、それを色んな長さに切って重ねたり組み合わせたりして戦艦の形を作り上げました。
なかなかの大きさになり、また、紙でもあんがい頑丈なので、邪魔物扱いされたのも良い思い出です。
今は、ゲーム機やスマホで遊ぶ事が普通になりましたが、身近にある物で、創意工夫を凝らして楽しむのも良いのではないでしょうか。

夏休み、暑すぎて家で過ごす時、この本に書かれているようなてづくりおもちゃ作りにチャレンジしてみるのも楽しい過ごし方になるのではと思います。