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今月のおススメの一冊 – 2020/6

すっかり夏の陽気になりました。マスク着用には暑い毎日、人がいないのを確認してからマスクを外して深呼吸するなどリラックスを取り入れながら過ごしていきましょう! おススメ本の投稿も非常事態宣言下の外出規制のあった4月と5月はお休みさせていただきました。 久しぶりのおススメ本は「発酵はおいしい!イラストで読む世界の発酵食品」(パイインターナショナル出版 です。

https://pie.co.jp/book/i/5112/

イラスト多めが好きな私には、テキストも多いので最初少し取っ付きにくい感じでしたが、読んでいるうちに興味深い事がいろいろ書いてあり引き込まれました。世界の発酵食品について紹介されているので、菌と仲良くしてきた歴史も読みとれ 、その製法や多彩さが多様でとても面白いと感じました。発酵と腐敗の違いも紙一重… 世界からみれば日本の納豆は腐ってる物と思われたりしますが私の好物です。 免疫力をしっかり保つためにも、腸内環境に良いとされている乳酸発酵の漬物と納豆は毎日食べるように心がけています。それと甘酒‼酒粕由来ではなく、麹由来の甘酒が大好きなので、最近は多くの種類が手軽にスーパーで入手できるようになってとても幸せです。江戸時代は「冷やし飴」として夏の滋養強壮の飲み物、今も多くのアミノ酸を含むことから飲む点滴として身体によい発酵食品です。

ビールやお酒の製造も国によっては作り方がまったく違うので、作られた背景や歴史に思いを馳せながら飲むのも一興かもしれませんね。

仏教用語である「諸行無常」は良いことも悪いこともすべてのことはあたりまえでないという意味、以前の気にしなくても過ごせた日常は過去のものとなりましたが、現在の新しいルールに馴染む毎日の大変さもやがて過去のものとなるでしょう。 慣れた頃にまた新しい行動様式が求められるかもしれませんが、それが人の世の営みなのかもしれません。こんな時だからこそ、変えていけることは柔軟に対応し、変えてはいけない他者への思いやりは大切に、毎日を過ごしていきたいものです。