パラリンピックも終わった頃から、日中はまだ汗ばみますが、金木犀の香りと高い青空に秋の訪れを感じるようになりました。
防災の日9月1日は、1923年に発生した関東大震災にちなんだものですが、
台風が9月1日近辺に来る事が多いということもあり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められているそうです。また今年は世界中に大きな衝撃を与えた9.11NYから20年目でもあります。
さらに9月は第3月曜日に祝日の敬老の日がありますが、それとは別に老人福祉法で 9月15日は 老人の日とされおり、老人の日から敬老の日までの期間を 「国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す」という意義のもと『老人週間』に制定されています。今年はそんな防災の日と敬老の日への思いを込めて、
高齢者を身近な危険から守る本( 森 透匡/平松 類/三平 洵【監修】池田書店)をおススメ本に選びました。
防災の事も有りますが、その他の防犯、暮らしの中の危険についても分かりやすく書いてあり、どの世代でも読んで知っておくと役に立つことが紹介されています。詐欺や家の中での事故、感染症対策、災害時の時の心得などなど改めて確認しておくのも生き抜く為の知恵ではないでしょうか。
また、 当院では高齢の家族の介護をされている方も多く、私自身も高齢の親を持つ身として、 知恵や知識を持っているだけでも心強くなる気がします。
いまは、コロナ禍の中でストレスが溜まり、心身に負荷がかかっている方が多いと思います。
そんな状況にあって少しでも転ばぬ先の杖になる本をと思い選びました。
備えがあることで心のゆとりがうまれたら幸いです。