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今月のおススメの一冊 – 2024/10

季節の変わり目、温度変化が大きい日々ですが、皆さん、良い睡眠とっていますか。ようやく熱帯夜はなくなりましたが、秋の長雨の頃は湿度が高くて、寝苦しいなど微妙な時期です。今月のおススメの一冊は、気になりつつも、毎日繰り返される活動なのでなんとなくおざなりになりがちな睡眠についての一冊です。

『快眠法の前に 今さら聞けない 睡眠の超基本』(柳沢正史 (監修) 朝日新聞出版)

睡眠は、生きていく上で欠かせない生体活動ですが、健康のための3要素 食・運動・睡眠の一つでもあります。この本は、やわらかいイラストとともに項目がゾーンごと色に分かれていて、どのページから読み込んでいってもOK、読み込んでいくと詳しく記述が有り、睡眠に対して、学術的なあらたな発見や認識をアップデートするのに役立ちます。

始めは、睡眠の知識 次に睡眠不足についてそして、睡眠の謎、睡眠に対して、どう向き合っていくか
最後に、睡眠にまつわる疑問が書かれています。

睡眠研究の歴史は、二十世紀初頭に脳波が発見されてから始まり、その後様々な発見と研究が進んだそうです。睡眠には、遺伝子が関係している事にもあらためて驚きました。夜型人間と称する人がよく見受けられますが、実際はほとんどが昼型で、ショートスリーパーと言われるタイプも数千人にひとりととても少なくほとんどが睡眠不足の自覚なしだそうです。日本人によくみられる昼間の眠気は世界標準的には異常とされていて、電車で眠りこけている日本人は外国人から見ると珍しい現象とのことです。なお、降りる駅になるとパッと起きることも驚愕なことらしいです。

それと、やはりと思った事の一つが寝落ちは、良くないとの事!これは変な格好で寝てしまう事もあると思うので、身体をゆがませる原因の一つです。やめましょう。眠くなったら、ベットにゴーですね。睡眠は質よりも日々の適切な量が大切で、睡眠不足が招く悪影響と睡眠障害は、中高年からの認知症を招く可能性があるそうなので気をつけましょう。あと、ちょっと笑えると思ったのは、退屈な話は、眠くなるとの事、心当たりが…。


研究が進むと新たな事実が発見されます。睡眠については、充分な眠りは心身にも効果的で、よく眠った人の方が効率よく動け、「一流」ほどよく眠るそうです。自身で睡眠の状態について把握することは意識しないと難しいものですから、客観的にみることで、どの様に向き合っていくかことを考える機会を得られた事に感謝です。

日々の睡眠に向き合い、豊かな生活を送りましょう。