お知らせ

今月のおススメの一冊 – 2025/08

早くも八月です。年々、世の中の暑さそのものが増していき、今年は各地で40度越えのエリアをニュースで見るのも珍しくなくなってしまいました。暑さ対策をしても疲れるこの時期、蓄積疲れもあり、ご来院される方も多いのですが、当院は3つの最寄駅から10分弱ほど歩くので、このうだる暑さの中、ご来院くださる患者さんには本当にほんとうに感謝しております。季節性のものは改善の対処となり、根本治療とは異なりますが、一助となるべく努めますので酷暑を乗り越えていきましょう。

さて八月はちょっと涼しさを感じられる本を紹介していまして、今月のおススメとしてご紹介するのは
『イラストで見る 都市伝説の歴史』(アダム・オールサッチ・ボードマン著 ナカイ サヤカ訳
株式会社マール社)
です

様々な事柄が時代とともに現象でカテゴライズされ、盛沢山に紹介されています。 

都市伝説、ロマンを感じる響きですよね。(患者様にはチョイスが先生らしいと言われてしまいました)
私が、都市伝説とすぐに思い浮かぶのは、ネッシーです。スコットランドのネス湖に居ると言われていて、写真も発表されていたので、恐竜がどこかで生き残っているかもと若かりし私は、信じていました。それから、エルドラドの黄金伝説。南米に有ると言われていたもので、このパワーワードは色んな小説やアニメの題材になっていたなと思います。

他にも、へ〜元々はコレが始まりで、噂が広まったり騒ぎが起こったりしたんだとか、似たような現象が別の国でも同時に有るのか〜と、クールなイラストとともに淡々とユーモラスに語られているので、過剰な「怪しさ」を感じずに楽しむことができました。

探検・冒険・謎解き、超常現象、科学的に明らかになっていない・説明できない事象に人々はロマンを感じ、想像力や創作物が展開するきっかけとなります。現代の噂話はSNSなどの手段で流布が広範囲かつ早くて、時に人を死へと追いやる恐ろしい側面があり、都市伝説が持つオカルト的なものより恐ろしい面があります。そうしたことの境界を判断する力を養うことの大切さも考えさせられる、まさに読み応えのある文化的な一冊です。
著者はイギリス人なので、日本の現象も少しは載っていますが、日本版のこういうものもあったらと面白そうと思いました。

熱中症警戒アラートが頻発する日々、外出中はもちろん在宅時もこまめな水分補給・ミネラル補給が必要です。それと老若男女、外出時の日焼け止め対策もぜひ忘れずに。
みなさまくれぐれもご自愛くださいましてお過ごしくださいね