今月のおススメの一冊 – 2022/10

初秋の台風一過の後は、ぐっと朝晩が冷え込むようになりました。昼間との寒暖差が大きい時期でもありますが、さわやかで心地よい気候です。コロナ禍もようやく出口が見えてきたようで、旅行や会食なども ニューノーマルに対応しつつ楽しんでいけそうです。

さて 2022年10月は、 「 しまずかん」(こにしけいとしまもりなつことたきざわしょうたろうによる本 / 講談社 ） をおススメの一冊 に選びました。 偶然にも当院おススメの傾向を見て、患者様からも推薦のあった一冊です。

日本は7000もの島々から成り立っていること、 そして、この本では約50の島々が個性豊かに自己紹介しながらそれぞれ特徴や歴史を教えてくれます。名前は耳にしたことがあってもよく知らなかったり、そんな島が有るんだと驚いたり！

東京都の区域に島々が結構有る事、 世界遺産となっている東洋のガラパゴス諸島といわれている小笠原諸島の名前の由来、今も女人禁制の島、温泉がいっぱい有る島（噴火しないのかな）、 桜島のように現在も噴火し続けている山を持つ島、 沖縄の謎の海底遺跡などなど読めば読むほど引き込まれる本です。

日本には多様な環境が有り、それぞれの島にはそれぞれの風習や生き方が有る事に感動を覚えました。山や谷が多く、広い平地が少ない国土では有りますが、私たちは時には自然と闘いつつも 豊かな恵みを受けながら生きてきたのだなぁと再認識できました。

イラストもユニークで可愛らしく描かれて最後まで飽きずに楽しめます。 この本を読んで、こんな島に行ってみたいなと感じてもらえたら嬉しく思います。 （ 各ページの下部に島へのアクセス情報もあります！）

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