お知らせ

今月のおススメの一冊 – 2023/3

長かったマスク生活がようやく終わろうとしています。
ただ、高齢者がいる会合や基礎疾患を持った人たちと長く話すといった場面では着けるといった具合に、思いやりを持って、状況に応じた臨機応変な判断をして過ごしていけたらと思います。

さて、2023年3月のおススメ本は、「元素生活 完全版 寄藤文平/化学同人にしました。 人類史上もっとも多様でたくさんの元素に囲まれて生活している現代を”元素目線”で見てみるとどうなるか、ひょうひょうとしたゆる~いイラストで楽しく解説してくれています。

『元素と生活のワード』は日常ではあまり話題にならず、 私の生活では使われない言葉で私の中では繋がりませんでしたが、いざ中身を読む?見る?と、身体を構成している元素を割合で示し、世界と比較したりして、分かり易く興味を引くようによく考えられていて素晴らしいと感じました。

大昔から知られていた元素を老人、最近発見された(合成された)元素を幼児と表現されているなど、 イラスト化する上でのルールをある程度頭に入れて読んでいく必要はありますが、それも楽しく、読めば読むほど素人の私の頭にも入りやすく書かれている事に感動しました。人を構成している元素の原価は13000円で男も女も、美人もデブハゲも同じというのは新たな価値観の視点をもたらし、多様性のさらなる理解の一助になるのではないでしょうか。そして、元素は変わらないと思っていましたが、発見されたり人工的に作られる元素があることに衝撃を受けました。( 『ニホンニウム』などそういえば報道されていたな〜と薄っすら記憶が… )

楽しく元素の世界が表現されている『元素生活』は、一度手に取る価値が有ると思います。